京都の銭湯presents

ほろよい初詣 in 松尾大社
京都の銭湯スタッフ・まっつん

京都の銭湯スタッフ・
まっつんイチオシ!

日本酒好き必見初詣プランをご紹介!

松尾大社とは

about Matsunoo taisha hrine

松尾大社イメージ

洛中の西端、四条通の西の詰まりに位置する神社。
嵐山からほど近く、最寄りの阪急電車「松尾大社」駅から徒歩すぐ。
京都最古の神社とされ信仰があついお社です。
境内に湧き出る「亀の井の名水」の逸話から、酒造りの神様として全国的にも有名です。

松尾大社の詳細情報

Hatsumoude
in Matsunoo Taisha Shrine

松尾大社へ初詣に行こう

松尾大社の初詣は、他の寺社仏閣とは一味も二味もちがう、日本酒好きにはたまらない見所がいっぱい。
京都の銭湯スタッフが実際に初詣へ足を運んだレポートでその魅力をご紹介します!
新年の初詣にはぜひ、松尾神社に足をはこんでみてください。

まっつん

レポーター・京都の銭湯スタッフ
まっつん

銭湯スタッフきってのお酒ずきで、日本酒女子。
好きな日本酒は「松の司」(滋賀)。京都のお酒なら「英勲」か「月の桂」。

銭湯でゆっくり温まった後は、よく冷えたビールを飲むのが幸せ。

日本を代表する、お酒の神様

京都・四条通の西の端に位置する松尾大社。ちょうど東山の八坂神社と向かい合う形で鎮座されています。
成り立ちは古く、数多くの寺社仏閣がある京都の中でも最古の神社ともいわれているそう。
また、酒造りの神様としても有名で、全国の酒造関係者からの信仰をあつめています。

松尾大社の鳥居

阪急電車「松尾大社駅」下車すぐ、大きな鳥居が目に入ります。

阪急電車「松尾大社駅」で下車してすぐ、大きな鳥居が目に入ります。
もともとはこのあたり一帯の氏神を祀る神社で、京都に都がうつされた際に皇城鎮護の社とされ、都の守り神になりました。
東山の寺社仏閣に比べると、すこし郊外に位置しているので人出もそこそこに、普段はゆったり楽しむことができるお社です。

初詣でにぎわう参道

スタッフが松尾大社に初詣で伺ったのは、2015年のお正月。
折しも全国的な寒波で、大雪の中のお参りとなりました。
雪景色のお正月、足下が悪いにも関わらず松尾大社の参道は出店や初詣の人々でにぎわっています。

雪が降りしきる松尾大社の参道

雪が降りしきる松尾大社の参道。

境内には大きな絵馬が!

滑る足下に気をつけながら、参道、楼門をぬけると、まず目に入るのは大きな絵馬!
なんと高さ3.2m、横幅5.5m、厚さ15センチ、総重量約90kgにもなる巨大な絵馬で、展示は今年で35回目を迎えるそうです。
平成29年(2017年)の干支は“丁酉”(ひのと とり)。かわいい鶏が描かれています♪

松尾大社の大絵馬

大絵馬は11月末から拝殿に飾られています。(2016年12月撮影)参拝の記念撮影にもばっちりです!

大きな絵馬の裏手、拝殿にはずらーっと酒瓶が並んでいます。知っている銘柄もちらほら…
さらに境内の左手には、松尾大社に奉納された日本酒の酒樽が積み上げられた神輿庫が目に入ります。
大きな樽が積み上げられている姿は壮観。お酒の神様としての松尾大社の信仰の厚さが伺えます。
日本酒好きとしては、これだけでかなりテンションが上がってしまう光景です!

奉納された酒樽

ずらっと並んだ酒樽は壮観です。

まずは、お参り。

お酒はさておき初詣なので、まずは本殿にお参り。新しい1年の無病息災を祈念しましょう。
お参りの際、ぜひ本殿にも注目してみてください。現在の松尾大社の本殿は室町時代初期の建造で、国の重要文化財に指定されています。
正面から見ただけではわかりづらいですが、側面から見ると本殿の屋根が前後に同じ長さに流れている「両流造」(りょうながれづくり・別名「松尾造」とも)と呼ばれる形で、全国でも珍しい建築様式です。

松尾大社本殿

写真奥・本殿は全国でもめずらしい「両流造」で、国の重要文化財。

松尾大社で縁起物の樽酒をいただく。

お参りが済んだら、境内むかって右手へ。振る舞い酒が用意されています!
ここでは干支が書かれた升を購入(1200円/2015年)して、振る舞い酒をいただくことができます。
三種類のお酒から好きなものを選ぶことができました。せっかくなので、金箔入りの縁起物のお酒をいただきます!

振る舞い酒

干支升で振る舞い酒をいただく。金箔入りの日本酒はハレの日にぴったりです。

一度升を購入すれば、200円でおかわりもできます。3種類の飲み比べもたのしみのひとつ。
特別な場所で飲む、特別なお酒はやっぱり格別です!雪が吹きすさぶ中、寒かったけどそのぶん美味しい!
飲み過ぎには十分気をつけて、縁起の良いお酒を楽しみましょう。
そばには暖をとるための焚き火も。
スタッフが訪問した時間が夕方だったこともあり、薄暗くなってきた境内で煌煌ともえる火はなんだか幻想的です。
雪が舞う松尾大社で、火に当たりながら升酒…なんとも乙な初詣になりました。

焚き火

焚き火で暖をとりながら、振る舞い酒を味わえます

まだまだみどころいっぱい 松尾大社

Recommended spots in Matsunoo Taisha Shrine

弓矢で運試し!

樽占い

松尾大社では一風変わったおみくじが楽しめます。その名も「樽占い」。樽を的にして弓矢を射ち、その結果によっておみくじの内容が変わるというおもしろ運試しです。
意外と本格的な弓で、真剣になってしまうこと間違いなし。お詣りの際はぜひ樽占いで運試しを!

服酒守

お酒好きのためのお守り!?

服酒守

お酒の神様である松尾大社では、お守りもお酒にまつわるもの。なんと、お酒を飲む人のためのお守り「服酒守」が授与されているのです!それだけでなく、酒造りに携わる人のための「造酒守」お酒を売る人のための「販酒守」なども。このお守りで新年も楽しくお酒を楽しめそうです。

亀の井

お酒が腐らない伝説の名水

亀の井の水

松尾大社に湧き出る水は、京都三大名水のひとつ「亀の井」の名水として知られています。この湧き水は酒造りに加えるとお酒が腐らないと言われ、松尾大社の酒神信仰の由来ともいわれています。本殿裏にある「亀の井」とその名水もぜひチェックしてみてください。

松尾大社の詳細情報

information

松尾大社

Matsunoo Taisha shrine

拝観時間 平日・土曜 午前9時~午後4時
日曜・祝日 午前9時~午後4時30分
拝観料
(庭園・神像館共通)
大人 500円
学生 400円
子供 300円
(境内は無料)

アクセス

access

阪急電車嵐山線 松尾大社駅下車 徒歩約3分
市バス/京都バス 松尾大社前下車 徒歩約3分
バス10台分 無料
自家用車100台分 無料

松尾大社 公式サイト