京都で最も歴史が古い銭湯と言われている船岡温泉に行った銭湯レポートです。

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銭湯レポート

船岡温泉funaoka-onsen

2011年6月4日(土) 15:30訪問

京都で最も歴史が古い銭湯と言われている船岡温泉。開店当初だったのだが、土曜日ということもあり、すでに玄関付近には数多くの自転車が止められていた。すぐそばには「登録有形文化財 船岡温泉」の看板が。いや、すっかり観光スポットですな。それにしても、げに驚きしはその威風堂々とした唐破風の門構え。鮮烈な青を持つ懸魚(げぎょ)も印象的。

毎度のことながら、初めて訪れる銭湯は少し緊張する。この日は左が男湯、右が女湯であった。日によって左右が入れ替わるらしい。のれんをくぐると色彩豊かなマジョリカタイルの玄関が目に飛び込んでくる。下駄箱に靴を入れ、番台に向かう。「おいでやす」とおばさんの澄んだ声。これですっと緊張感が抜けてリラックスできるんだな。


芸術作品にあふれた脱衣所から浴場へと

脱衣所に入ると、まずは例の透かし彫りと天井から見下ろす極彩色の天狗に目を奪われる。右の湯の透かし彫りはすぐ近所にある今宮神社の「今宮祭」、左の湯の透かし彫りは「葵祭」と「上賀茂神社の競馬(くらべうま)会」である。天井の天狗はなぜ天狗なのか。それはここが鞍馬口通り(鞍馬口神社)に面しているから。しかし注目は、右の湯と左の湯をわかつ近代戦争を題材にした透かし彫りの巨大作品。これは船岡温泉オープン時(1932年)に一世を風靡した「爆弾三勇士」を題材にしたものだそう。これも当時からしたら祭事に比肩する大変めでたいモチーフだったわけですね。

服を脱いでいると、ちょうど風呂から上がったおじさんが、地元の人からこれらの芸術品について説明を受けていた。名古屋から来たのだそうだ。おそらく、毎度毎度、地元の人が観光客相手にこうした説明をしているのだろう。

ロッカーに収められた黄色いカゴに服を詰め込み、またロッカーに収める。脱衣所を抜け、浴場への渡り廊下に入ると、またもやマジョリカタイルによるお出迎え。洗面器はここでゲットする。この渡り廊下は、昔千本鞍馬口にあった「菊水橋」を移設し作られたもの。発想が飛んでますなぁ。


露天風呂、ヒノキ風呂まで充実したお風呂群

浴場は、内湯、ジェット湯、くすり風呂、高温槽、露天風呂、ヒノキ風呂、サウナとちょっとしたスーパー銭湯。湯温は若干ぬるめ。これなら長く入っていられる。銭湯の熱い湯が苦手な人にもお勧めできる。たまたまこの日だけだったかも知れないが・・・。しかしなんといっても、銭湯で露天風呂が楽しめるのは贅沢である。岩を伝って流れてくるお湯を眺めながら、ちょっとした旅情気分である。

サウナにはTVが設置されており、ちょうど阪神・ソフトバンク戦がやっていた。入り口付近に積んであるスポンジ製の座布団を使わないと尻を火傷してしまうので注意が必要。ひとしきり風呂を堪能して出る。周りの人を観察すると、着替えるときは、いったんロッカーのカゴを取り出し、邪魔にならないところに移動してから、うやうやしく体を拭いている。なるほど。自分も同じようにやってみる。着替え終わった後は、やはり銭湯ドリンク。番台の横に冷蔵庫があるので、勝手に取り出して、番台で清算する。この日はシーホープ。脱衣所から出たところに休憩所があるので、そこで一服。テレビやビールの自販機も設置されている。ここでもテレビでやっていたのは阪神・ソフトバンク戦。地元万歳。

汗が引いたあと、帰ろうと番台を抜け、下駄箱へ。「おーきに、ありがとう」とまた澄んだ声。
また来よう。

船岡温泉へのアクセスマップ

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創業 大正12年
住所 京都府京都市北区紫野南船岡町82
電話番号 075-441-3735
営業時間 15:00〜25:00、日曜は8:00から 
定休日 無休
お風呂 露天風呂、檜風呂、深風呂、浅風呂、ジェットバス、薬風呂、サウナ、水風呂、打たせ湯
駐車場 9台
HP http://funaokaonsen.net/

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