京都の銭湯文化を紹介する書籍出版記念イベント参加記録。銭湯好き必見の内容!

湯ったり日誌

kurisu

2025年3月10日

「旅先銭湯別冊03 京都の風呂屋を歩く」出版記念トークイベント - 体験日誌

銭湯好きなら気にならずにはいられない「旅先銭湯別冊03 京都の風呂屋を歩く」の出版を記念して、京都の「ラボアキチ」でトークイベントが開催されると聞きつけ、速攻で参加してきました。

会場は、廃業した九条湯を改修した「ラボアキチ」。もう、この時点で銭湯好きにはたまらない場所。昔ながらの銭湯の雰囲気を感じながら、銭湯好きが集まる空間...。

「旅先銭湯別冊03 京都の風呂屋を歩く」出版記念トークイベント

「これはものすごいイベントになる...」 という期待を胸に、ワクワクしながら会場に入りました。

参加者は、老若男女の銭湯マニアたち。
さらに、銭湯界の重鎮・林さん、各種メディアに引っ張りだこの京大銭湯サークル主将・チクリンこと竹林さん、そして京都の銭湯好きなら誰もが知る「サウナの梅湯」店長・中野さんがゲストとして参加。

銭湯業界のキーパーソンが勢揃いし、これはもう濃密な話になる予感しかない...!

そんな期待通り、イベントは最初から最後までめちゃくちゃ面白かったので、印象に残ったポイントをレポートします!

ラボアキチ
ラボアキチ

イベント詳細

今回のトークは、大きく3つのテーマに分かれていました。

1. 銭湯周辺の飲食店紹介

まず最初は、松本さんによる銭湯周辺のお店紹介。 「銭湯の近くには、こんなに美味しそうなごはん屋さんやパン屋さんがあるのか!」と驚きの連続でした。特に「おこ呑み」という言葉(お好み焼き+呑み)には広島出身の僕はグッときました。(是非ともパクらせていただきたい...

様々なお店が紹介されておりましたが、なかでも初音湯さんのお向かいにある南インド料理レストラン「TADKA」がかなり気になりました。

2. ゲストによる対談

次に、ゲストの方々による一対一の対談。

レトロ銭湯の魅力や、ゆとなみ社の取り組み、銭湯のお客様について、さらには京大銭湯サークルの活動についてなど、話はどんどん広がっていきました。 個人的に興味深かったのは、銭湯の掃除についての話。特に東山湯温泉の掃除の大変さについて聞いたとき、「こんなに大変な作業を毎日続けているなんて、銭湯の裏側は本当にすごい...」と感動しました。

3. 質問コーナー

「銭湯好きになるきっかけ」や「明日京都が無くなるとしたらどこの銭湯に行きたいか」、「一押しの銭湯」などたくさんの質問が、参加者の銭湯愛がひしひしと伝わってきて、楽しく面白く聞かせていただきました。

(ちなみに僕の一押しの銭湯は大好きな銭湯がたくさんあるので選びきれませんが...門前湯さんです)

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会場風景

イベントを通して感じたこと

最近、銭湯の数が減っているのは事実ですが、それでも「銭湯を残そう!」と動いている人たちがたくさんいることに勇気をもらいました。
僕自身、銭湯の経営者ではないけれど、Web制作者として銭湯の情報を発信し、少しでも銭湯文化の維持に貢献できたらいいな、と改めて思いました。

これからの銭湯巡りに対する考え方

今回のトークショーを通じて、これから僕が銭湯に行くときは、「旅」として楽しみたいなと思いました。
銭湯だけじゃなく、周辺の店や町の雰囲気もじっくり味わってみたいです。
一日を使ってもっとのんびり銭湯巡りをしてみようかなと思いました。

登壇者紹介

松本
康治さん
『旅先銭湯』シリーズ編著・発行人 @furoikoka

宏樹さん
フリーライター・銭湯愛好者 @kyoto_sentolove
中野
初音さん
サウナの梅湯店長 @hatsune__n_
竹林
昂大さん
京大銭湯サークル主将 @chikurin0524

コワーケーションスペース九条湯と「ラボアキチ」について

「九条湯」は、元銭湯をリノベーションしたユニークなコワーケーションスペースです。京都・九条エリアに位置し、仕事、交流、イベントが交差する場として、多様な人々が集う場所です。ここでは、静かな仕事環境とコミュニティとの交流を両立させることができます。

九条湯内の一角にある「ラボアキチ」は、BAR&イベントスペースです。店主・箕浦氏が手がけたこのスペースは、懐かしさと実験精神が融合した空間で、音楽やアート、ユニークな企画が交差する場所です。カウンターや浴槽を活かしたデザインや、銭湯タイルを再利用したコースターなど、細部にまでこだわりが感じられます。

▶ instagramはこちら:ラボアキチ

来週は大阪でも開催!

今回のトークイベントは、来週大阪でも開催されるそうです。京都とはまた違った視点で銭湯文化について語られると思うので、関西の銭湯好きの方はぜひチェックしてみてください。

いやー、本当に楽しいイベントでした!「旅先銭湯別冊03 京都の風呂屋を歩く」、まだ読んでいない方はぜひ手に取ってみてください。

「旅先銭湯別冊03 京都の風呂屋を歩く」出版記念トークイベント

最後に

この書籍は、京都の銭湯を巡る魅力的なガイドブックとして、銭湯好きには必見の一冊です。実際に足を運んでみたくなるような、京都の風情ある銭湯の紹介や、周辺情報などが詰まっています。

京都を訪れた際には、ぜひこの書籍を片手に、お気に入りの銭湯を見つけてみてください!

「旅先銭湯別冊03 京都の風呂屋を歩く 第1集」

銭湯の魅力が詰まった一冊で、あなたの次の銭湯巡りがもっと楽しくなること間違いなしです!

僕も購入させていただきました!素晴らしい講演会ありがとうございました!

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この記事を書いた人

くびす。

とある京都旅行で「サウナの梅湯」に立ち寄り、一瞬で京都の銭湯に惹かれる。京都の銭湯がもっと知りたいと思いたち、8年住んだ東京から京都へ移住。(広島出身)

  1. 裸で見る芸術【京都の銭湯】
  2. 湯ったり日誌
  3. 「旅先銭湯別冊03 京都の風呂屋を歩く」出版記念トークイベント - 体験日誌

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