2025年10月 8日
京都の銭湯を描くZINEが発売&原画展開催
『ひつじの京都銭湯図鑑2025』発売&原画展開催
京都の銭湯をWEBで盛り上げたい----そんな思いで活動しているスタッフ「くびす。」です。
今回は、新しく発売される『ひつじの京都銭湯図鑑2025』をご紹介します。
建築士であり万年筆イラストレーターとして活動する大武千明さん(らくがきひつじ)が、10月10日(金)に新しいZINE『ひつじの京都銭湯図鑑2025』を発売します。
このZINEでは、京都市内の7つの銭湯を取り上げ、それぞれの間取り図を通じて銭湯文化の今を紹介。
2016年に刊行された『ひつじの京都銭湯図鑑』(創元社)のリニューアル版で、当時からの変化を丁寧に描いています。
『ひつじの京都銭湯図鑑2025』ってどんな本?
- タイトル:ひつじの京都銭湯図鑑2025
- 著者:らくがきひつじ(大武千明)
Instagramはこちら - 価格:1,100円(税込)
- 仕様:A5判/20ページ
- 掲載銭湯: 芋松温泉(中京区)、 都湯ー島原ー(旧 島原温泉)(下京区)、 源湯(上京区)、 鴨川湯(北区)、 平安湯(左京区)、 玉の湯(中京区)、 サウナの梅湯(下京区)
10月10日(金)から、掲載銭湯7軒で同時販売。オンラインでは BASEショップでも購入可能です。
※初版200部には限定ステッカー付きという嬉しい特典もあります。
なぜ今、京都銭湯図鑑を描き直したのか?
大武さんは2013〜2021年に京都に居住し、多くの銭湯に通いながら間取り図を描いてSNSで発表。
これが好評を呼び、2016年には書籍化。以降、フィンランドや愛知・豊橋でもZINEを制作し、地域ごとの温浴文化を発信してきました。
『ひつじの京都銭湯図鑑2025』は、約10年の時を経た京都銭湯の「変化」を描いた一冊。
廃業した銭湯やリニューアルされた銭湯の姿を建築的視点で残すことで、京都の銭湯文化の記録としても価値ある内容になっています。
実際に読んでみて感じた銭湯の「10年の変化」
実際にページをめくると、これまで訪れてきた銭湯の魅力に、大武さんの建築士ならではの細やかな視点が加わり、ますます銭湯を巡る楽しみが広がります。
読んでいると、今すぐにでも銭湯に行きたくなるほどです。
中でも楽しいのは、芋松温泉や玉の湯など、10年の間に生まれ変わった銭湯の変化を図面で見比べられること。
過去に刊行された『ひつじの京都銭湯図鑑』と並べて見ると、廃業した銭湯やリニューアルされた銭湯など、京都の銭湯文化の移り変わりをより鮮明に感じられます。
⇒『ひつじの京都銭湯図鑑』については こちらの記事 でまとめています。
こうして過去と現在を比べて楽しめるのも、このZINEならではの魅力です。
(2035年も楽しみにしています(笑)
京都の銭湯を知る新しい入口に
『ひつじの京都銭湯図鑑2025』は、銭湯の空間を間取り図で残すというユニークな切り口で、京都の銭湯の「今」を伝えるZINEです。
約10年で変化した銭湯文化の軌跡をたどれるだけでなく、これから銭湯を巡りたい人にとっても心強いガイドになるはずです。
明日10月10日から、京都の銭湯7軒とオンラインで発売。気になる人はぜひ手に取ってみてください!
ZINE発売にあわせて原画展も開催!
- 日時:10月17日(金)16:00〜21:00 / 10月18日(土)10:00〜18:00
- 会場:ギャラリー京烏
(京都市下京区松原通堺町西入ル杉屋町275-1「河長」建物内) - 展示内容:今回のZINE原画+2016年刊行書籍の原画
- 入場料:無料(会場でのワンドリンクオーダーにご協力ください)
間取り図の繊細なタッチや銭湯空間の魅力を、実物の原画で味わえる貴重な機会です。
我々、京都の銭湯スタッフもうかがわせていただきます!
この度はレビュー記事制作のご依頼ありがとうございました!
この記事を書いた人
くびす。
とある京都旅行で「サウナの梅湯」に立ち寄り、一瞬で京都の銭湯に惹かれる。京都の銭湯がもっと知りたいと思いたち、8年住んだ東京から京都へ移住。(広島出身)